組織はつくるもの!?

新しい年がはじまると、私の場合すぐ歳をとってしまいます。それもあって年の最初は反省が多いです。今年は時間の使いかたを自分なりに考えようと思っています。

いままでは時間管理について真剣に考えたことがなかったので、まずはそこに時間をさくことにしました。1月も終わろうとしている今もいろいろ調べていますが、とりあえずは手帳で始めるました。慣れて来たらインスペクションしなきゃ。便利な電子媒体も触ってみたいですし。

それで、いろいろWEB検索して情報収集をしていたところ、たまたま次の記事にヒットしました。

一通り読んでみてpage2 と page3 は良い記事ではあったのですけれど参考にはなりませんでした。感銘を受けたのは Page4 の記事。

もし『粒』自身が、ある程度秩序だって関係性をコントロールできたらどうでしょうか?無理な話ではないでしょう。開発プロジェクトの『粒』は人であったり、プログラム・コンポーネントであったりするので、「プロジェクト管理(マネジメント)」というコントロールがなくても本来動けるものです。

簡単にいってしまうと、プロジェクトのメンバは管理されなくても動けるということですね。それを前提にプロジェクトは管理するものでなく、メンバが秩序をもって動けるように仕向けることだそうです。

『粒』自身(=自己)が勝手に秩序を保つ(=組織化する)プロジェクト、これこそが、『自己組織化プロジェクト』です。

この中身については別記事になるようです。ちょっと楽しみです。というのも、ずいぶん昔に支障(*)の日記で組織について話題があり、「組織しないという」ことにコメントしました。内容は確か、、

組織しないことを「チェス板からラインを取り去る」に喩えて、明日から自由にどうぞと言われた、無知なポーンとアクティブなクイーンがどう動くかでは結果に差がありすぎる。そしてアクティブなクィーンを中心に勝手に組織ができあがる。

ということだったと記憶してます。このコメントを書いているときは単に自己組織化ということは意識していなかったといいますか、自己組織化は逆に統制が取れないという意味で書いていたはずです。

この記事は、この統制が取れないという私の疑問にある程度解決の光があたっていように感じました。

記事の最後の方で自己組織化のヒントを得たように思います。「大火事プロジェクトで自己組織化を促すために具体的にやったこと」の中にはビビッとくる手法があります。

きっかり15分のスタートアップ/ラップアップミーティングの実施
これは従来からある手法です。加えてきっかり15分というのが良いです。みんなの足波が自然と揃う効果に加え、いつ終わるかわからないという不安が無い。最低限必要な情報はここでブロードキャストできます。
管理項目を必要最小限に
管理項目が増えると考えをめぐらす項目も多くなります。進捗は「未着」「作業中」「完了」というのはわかりやすくて良いです。
情報の一元化/新鮮さ
絞った管理項目をメンバが共有できるようにして、情報は常に新鮮にしておく。

特に3番目の「情報の一元化/新鮮さ」は自己組織化がおこるためには欠かせないのではないでしょうか。端折り言ってしまえば、「やりかたがわかってしまえば自分達で判断して行動できますよ」ということです。組織がうまく機能するとか、仕事が回りだすといったブレークスルー的な感覚や驚きは、たんに情報とプロセスの共有がうまくいっている状態でしごく当然の動きなのかもしれません。

こうなってくると、プロジェクト管理者の方書きを持つ人は後は何すれば良いのでしょう。帆船は帆に風を真に受けて走り始めました。風向きの変化をベテラン航海士は正確に察知します。新米航海士は新たに設置した風見鶏でいつでも風を読めるようになりました。羅針盤も準備し、船が方向を間違えることはありません。食糧も十分にあります。この航海に足りないもの、それは目的地。目的地に向かうための舵。プロジェクト管理者の役割って案外そんなところに落ち着くのかもしれません。

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